こだわり体感エッセイ

シェアする

こだわり体感エッセイ


こだわり体感エッセイ

こだわり体感エッセイ
(写真:故 白洲次郎)

社会貢献の場 東北地方太平洋沖地震ボランティア活動

焼け野原から戦後復興を果たした吉田茂の右腕。

影の立役者 白洲次郎が遺した言葉がふと脳裏をよぎります。

私のブログ参照)白洲次郎〜戦後復興をたて直したプリンシプルのある男〜


1945年 8月15日 第二次世界大戦が終了し、

日本は今年戦後66周年目を迎えます。

2011年3月11日に起きた戦後最大の震災

「東北地方太平洋沖地震」

未曾有の震災から一体私たち日本人は「何」を学ぶのでしょうか?

私は歴史的角度からもこの震災について学ぶべきことを伝えられたらと

思います。

まず、世界各国から

「どうしてこの震災で日本は暴動が起きないのか?」

ということで、日本人の精神性の高さが評価されているようです。

私が思うに暴動に関しては

「暴動するメリットがないだけ」だと思います。

暴動したら、震災がおさまるんでしょうか?

物資は被災地に無事届くんでしょうか?

暴動を起こして解決できるなら、私だって暴れます。

日本人が冷静というよりは、日本人がより「現実的」な民族なんだと

思います。


社会貢献の場 東北地方太平洋沖地震ボランティア活動
その「現実的な」源というのは、まさに縄文時代にあるのではないか

と考えます。

島国の日本は開国するまで、自足自給の中で生きてきた民族です。

男性が狩りにでて採取した食べ物を女性はグループの中で思いやりを

もち分配できるようにして生活してきたのです。

そういう「現実的な生き方」をしないと民族は滅びてしまうからです。

そのDNAを私たちは少なからず引き継いでいると思います。

社会貢献の場 東北地方太平洋沖地震ボランティア活動

そして、日本は1467年の応仁の乱から徳川家康の大阪の陣で

豊臣秀吉を討伐した1615年までと一般的にいわれる「戦国時代」に

いたっても実はそれほど大きな戦いを頻繁に好んでしていません。

中世ヨーロッパの暗黒時代というのは、為政治と宗教という2重制圧や

魔女狩りなども起こり

その戦いというのは、一般市民にまで影響を与えるものでしたが、

日本においてはこのような戦いは起こっていないわけです。

そして、優秀な武将ほど、戦いを好んでしなかったはずです。

どうしてか?

戦というのは、「現実的に身内のダメージも大きい」ゆえ

好んで戦う優れた策士などいないのではと推察いたします。

社会貢献の場 東北地方太平洋沖地震ボランティア活動
そして今、日本人は問われていると思います。

「戦後65周年 本当に日本は“何が”復興したのか?」

「戦後65周年でひきかえに日本人が失ったものは“何か”?」

確かにモノや情報はたくさん手にはいるようになったけれど、選びきれない。

氾濫する情報を簡単に信じられない。

いまやモノがありすぎて消費者が選ぶのに迷う時代だった。

「便利さとひきかえにかえって不便利さも手にした」

そして街という財産なども含め、豊かさとは裏腹に失ったものも
大きい・・・

確かに、被災地ではモノ不足にしてもその他の県はどうでしょうか?
何か生きることに本当に不自由なほど実際にモノがないのでしょうか?

日本の流通と回復力というのは、それはものの見事だと思います。
次の日には、コンビニには新しいモノが流通され
モノについての一番の問題点は実際モノを届ける被災地への運搬くらいかと思います。

そう考えると本当に私たちが失ったのは「誇りを尊ぶ精神性」ではないでしょうか?
本来、世界各国、ハリウッドも「日本人の精神性」を賞賛しているのです。

その尊ぶべき「崇高な精神性」とは何でしょうか?

私は、1つに「本能をコントロールする力」だと思います。

人間なら誰だって襲いかってくるものに

「不安」や「恐怖」はあって当たり前だと思います。

それは時代関係なく縄文時代だって暗闇から動物が遅いかかってきたことでしょう。

日本人の強さというのは、本来なにかどこかの国をマネしたものでもない。

根底には「小さい島国のもつ強さ」というのがあると思います。


社会貢献の場 東北地方太平洋沖地震ボランティア活動

そして政権交代したら、すぐ結果をほしがる“依存体質”は課題が多いと思います。

震災があって、なくなった街はすぐ復興しますか?

危機的状況の会社があったとして、すぐ売り上げが伸びますか?

政治に全責任転換する前に、本当に政治家の生の声に耳を傾けていたでしょうか?
それなら、私もまだ理解できます。

普段政治に無関心な人ほど、何かあったらすぐ政治のせいにしたり、
自己主張だけするというのは、本来日本人がもつ「現実的な強さ」
でもないですし、良い風潮ではないのではと考えます。

反省材料は国民ひとりひとりにも大いにあると思いますし、
もちろん、私も反省すべき点はあると思っています。

そこまでいいたいたいことがあるなら、白洲次郎のように
「そんなことをいったらマッカーサーに殺されるぞ」
といわれても直接対決すれば、勇気があり潔くかっこいいと思います。

そして、せめて大人なら顔をだして直接交渉できるよう建設的に動いた
方が、よっぽど結果がでる「現実的な強さ」に繋がる気がします。

「自分たちも何かに“同意”した結果ではないのか?」
こういう自分たちの心の奥底にある現実に直視しないと、
「部下がころころ社長を変える」ようなもので

まるで戦国時代に突入した将軍はたいしたことない、とはじまった

「下克上」の二の舞になりかねないと思います・・・。

社会貢献の場 東北地方太平洋沖地震ボランティア活動
また、一緒に働いている方の中には70代後半の男性もいますが、

戦争で長崎の被爆から生きぬいた男性の言葉にズシんときました。

「多くの友人を被爆で亡くした。原爆が落とされた長崎は一生土壌できない

のではと当初いわれた。

けれど5年で土壌は生き返ってきたんだよ」

・・・殺すために生まれた原爆の被害とは比でもない現状にも絶句しました。
まだ起きてもいないリスクばかりに目をむけるのではなく、
一方で本来日本人がもつ心、日本の土壌、沢山のことを信じることも必要では?

社会貢献の場 東北地方太平洋沖地震ボランティア活動
私は、どこかの国がいくら安全だといわれても

東京で生まれ、日本人であることに誇りをもっていますから、

首都圏で骨をうずめるつもりでいます。


改めて今こそ、「崇高な精神性」と「個人の精神的自立」が回帰すべきで

自分の国に誇りや希望をもち、自分を信じ

「戦わない鎧」を捨てたとき

「日本は本当に戦後から復興するのでは」

―次回予告―

注)今回の被災に伴い、映像による恐怖をこれ以上あおらないため、
被災の画像は控えさせていただきました。

私=大前美翔

文:大前美翔



あなたもエッセイストなりませんか?
未経験・年齢不問

無料掲載&PR&賞金あり!


プルミエール倶楽部 こだ割紹介特典

プルミエール倶楽部 こだ割紹介特典
このページの先頭へ

Copyright © 2003- happy come come co., Ltd All rihts reserved.